石垣島の海は、沖縄のなかでもひときわ透明度が高く、美しいことで知られています。
透き通るような青い海に心を奪われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
では、なぜここまで海が美しく保たれているのでしょうか?
その理由は、石垣島ならではの地形や自然環境にあります。
この記事では、石垣島の海が綺麗な理由を4つの観点からわかりやすく解説。
さらに、海を楽しむベストな時間帯や海水浴シーズン、おすすめのビーチやツアー情報も紹介します。
- 石垣島の海が綺麗な理由
- 石垣島の海を楽しむベストな時間帯
- 石垣島の海水浴シーズン
- 石垣島でおすすめのビーチ3選
- 綺麗な海を楽しめるおすすめのツアー
「石垣島の海の魅力をもっと深く知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読めば、石垣島の海に入りたくなりますよ。
記事の監修者

浜 佑介
「マリンサービスサンフィッシュ石垣島」を運営
- 石垣島と宮古島でマリン会社経営
- ガイド歴17年 PADI インストラクター
- 初心者のガイド累計10,000人以上
【インタビュー実績】
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石垣島の海が綺麗な理由とは?

沖縄の海は全国的にも有名ですが、とりわけ石垣島の海は、その美しさが群を抜いています。
では、なぜこれほどまでに透明度が高く、美しいのでしょうか?
理由はいくつかありますが、大きく4つの要因が挙げられます。
1. 黒潮の流れによる海水の循環
石垣島周辺には、黒潮と呼ばれる暖かく透明な海流が流れています。黒潮にはプランクトンが少なく、さらに絶えず海水を循環させる働きがあるため、濁りの少ないクリアな海を維持できます。
2. サンゴ礁の自然フィルター機能
石垣島の海には豊かなサンゴ礁が広がっており、海中に漂うプランクトンなどを取り込んで成長します。これにより、海水が自然にろ過され、透明度が保たれるのです。まさに、自然が生み出したフィルターのような役割を果たしています。
3. 河川が少なく、栄養分が少ない
石垣島は本土と比べて河川の数が少なく、陸から海へ流れ込む栄養分も少なめです。栄養分が少ないと、プランクトンが大量発生しにくくなり、結果として海の透明度が保たれやすくなります。
4. 白い砂地が光を反射する
石垣島の海底には、サンゴのかけらや貝殻からできた白い砂が広がっています。この白い砂が太陽の光を反射し、海の色をより鮮やかに演出。エメラルドグリーンやコバルトブルーといった美しい海の色彩をつくり出しています。
こうした自然の恩恵により、石垣島の海は年間を通して高い透明度と美しさを誇っています。
海が綺麗に見える時間帯は?

石垣島で海の美しさを存分に楽しむなら、時間帯選びがポイントです。
とくにおすすめなのが、午前10時から12時30分頃。
この時間帯は太陽が東の空からほぼ真上に移動し、海の色彩がいっそう鮮やかに映えます。
透明感のあるグラデーションが広がり、写真映えも抜群です。
また、夕方の時間帯も見逃せません。
とくに西海岸では、水平線に沈む夕日が海をオレンジ色に染め上げる幻想的な景色を楽しめます。
石垣島の日没時間は季節によって異なり、夏は19時30分頃、冬は18時前後が目安です。
サンセットクルーズやビーチ散策を計画する際の参考にしてみてください。
石垣島の海水浴シーズンは?

石垣島では、3月から10月末頃までが海水浴シーズンとされています。
なかでも本格的に海水浴を楽しめるベストシーズンは、5月末から10月中旬ごろ。
水温が高く、天候も安定しているため、快適に泳げる時期です。
一方で、3月や4月はまだ水温が23~27℃とやや低め。
晴れた日を狙えば泳げますが、少し肌寒く感じることもあるため、ラッシュガードやウェットスーツの着用がおすすめです。
なお、2025年の海開きは3月15日に西表島・トゥドゥマリ浜で開催されました。
海水浴シーズンは監視員も配置されるため、安全に海水浴を楽しみたい方にも適しています。
綺麗な海を楽しめるおすすめスポット3選
石垣島の海が綺麗な理由が分かったら、どこのビーチがおすすめなのか気になりますよね。
ここからは、綺麗な海を楽しめるおすすめスポット3選を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
米原ビーチ
米原(よねはら)ビーチは、石垣島の北部に位置する自然豊かなビーチです。
白砂が広がる海岸線はゆるやかな弧を描き、その美しい景観が訪れる人を魅了します。
海の中にはサンゴ礁が一面に広がっており、エントリーしてすぐに色とりどりの熱帯魚に出会えるのが特徴です。
シュノーケリングスポットとして高い人気を誇り、運が良ければウミガメに出会えることも。
また、陸地側には国の天然記念物に指定されているヤエヤマヤシの群落が広がっており、海と森の両方で石垣島ならではの自然を感じられる貴重なエリアです。
人工的な開発が少なく、手つかずの景観が残されているのも魅力のひとつです。
住所 | 〒907-0451 沖縄県石垣市桴海644 |
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入場料 | 無料 |
設備 | トイレ、シャワー |
駐車場 | 無料約8台、有料約60台 |
白保海岸
白保(しらほ)海岸は、石垣島の東側に広がる天然のビーチで、約10kmにわたって白い砂浜が続く美しいスポットです。
最大の特徴は、北半球最大級ともいわれるアオサンゴの大群生。
浅瀬に広がるこのサンゴ群は、世界的にも貴重な存在です。
白保海岸にはアオサンゴだけでなく、約70種類以上の多様なサンゴが生息しており、その生態系の豊かさからシュノーケリングやダイビングの名所として知られています。
自然のままの海で、多彩な海洋生物と出会えるのも大きな魅力です。
手つかずの自然を残す白保海岸では、石垣島ならではの海の豊かさをじっくり体感できます。
住所 | 〒907-0242 沖縄県石垣市白保2107−2 |
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入場料 | 無料 |
設備 | トイレやシャワーなし |
駐車場 | 無料(約6台) |
川平湾
川平湾(かびらわん)は、石垣島を代表する景勝地として知られる美しい入り江です。
島の北西海岸に位置し、湾の入口付近には9つの小島が点在。
青く澄んだ海、白い砂浜、そして緑に包まれた島々が織りなす風景は、石垣島随一の美しさを誇ります。
ただし、湾内は潮の流れが速いため、遊泳は禁止されています。
その代わり、人気なのがグラスボート。
船底がガラス張りになっており、海に潜らなくてもサンゴ礁や熱帯魚などの海中景観を楽しめます。
石垣島を訪れるなら、ぜひ立ち寄りたい絶景スポットのひとつです。
住所 | 沖縄県石垣市川平 |
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入場料 | 無料 |
設備 | トイレ |
駐車場 | 無料 |

綺麗な海を楽しむならツアー参加もおすすめ!
ここまで、綺麗な海を楽しめるおすすめスポットを紹介しましたが、綺麗な海を楽しむならツアー参加もおすすめです。
ツアーなら、徒歩や車では行けないような秘境にも行けます。
とくにおすすめなのが、海の上にポツリと浮かぶ無人島「幻の島」。
ここからは、そんな幻の島に行けるおすすめのツアーを紹介します。
幻の島上陸&体験ダイビングツアー

こちらは、「幻の島上陸」と「体験ダイビング」をセットで楽しめる半日ツアーです。
幻の島は、白砂だけでできた無人島。
周囲を取り囲むのは、抜群の透明度を誇る石垣島の海。
360度に広がる絶景が魅力で、写真映えするスポットとしても人気を集めています。
島でのひとときを満喫したあとは、別のポイントへ移動し、体験ダイビングへ。
水中では、色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚たちが出迎えてくれます。
所要時間はおよそ3時間とコンパクトなので、限られた滞在時間で効率よく海を楽しみたい方にぴったりのプランです。
料金 | 1万円/人 |
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スケジュール ※午前プランの例 | 8:30 ご宿泊先へお迎え、レンタカーで現地集合 ↓ 8:45 乗船~出港 ↓ 9:30 幻の島フリータイム ↓ 10:00 体験ダイビング ↓ 11:30 帰港~ツアー終了 |
送迎 | あり(市街地の宿泊先のみ) |

初心者でも安心して楽しめる
体験ダイビングと幻の島上陸のセットプラン!
石垣島の海で
3時間たっぷり遊び尽くしたい方にピッタリです!
まとめ
ここまで、石垣島の海が綺麗な理由や綺麗に見える時間帯、海水浴シーズン、おすすめのビーチなどを解説しました。
この記事のまとめは、以下のとおりです。
- 石垣島の海は、黒潮やサンゴ礁、少ない河川、白い砂地など自然環境によって抜群の透明度と美しさを保っている
- 海の色が最も美しく見えるのは午前10時から12時半頃と夕方のサンセットタイム
- 海水浴のシーズンは3月から10月末で、特に5月末~10月中旬が泳ぎやすい時期
- おすすめのビーチは米原ビーチ、白保海岸、川平湾で、それぞれサンゴ礁や絶景、豊かな生態系が魅力
- 幻の島上陸やダイビングなど多彩なツアーも充実しているので、石垣島の海をたっぷり楽しめる
この記事の内容を参考に、ぜひ石垣島で綺麗な海を楽しんでください。
ちなみに、石垣島には今回紹介した以外にも、シュノーケリングや青の洞窟、フィッシング体験など魅力的なツアーが多くあります。
今回紹介した以外のツアーが気になる方は、以下のツアー一覧をご覧ください。